
N高では、5月からビデオ会議ツール「Zoom」を使ったオンライン授業が続いていますが、生徒たちは放課後の時間もオンラインを活用して過ごしています。
今回は名古屋キャンパスの放課後の過ごし方を紹介します。
※通学コースの全国19キャンパスでは、6月1日(月)より登校を再開しました。
ニュース記事からも詳細をご確認いただけます。「N高通学コースのすべてのキャンパスで登校を再開」
◆絵しりとり
授業で使うZoomには、ホワイトボードを参加者で共有する機能があり、みんなで書き込むことができます。
この機能で使って「絵しりとり」をするのが名古屋キャンパスではちょっとしたブームになりました。
絵が上手な生徒が絵で表現しづらいものを描くと「これを描けるのがすごい!」と称賛の声が上がり、また、絵が苦手な生徒が描いたものを「これは何の絵なんだろう?」と考えることも、ゲームの難しさが増して盛り上がりました。
ホワイトボードの機能は、書き込んだ内容を画像ファイルとして保存することができます。ゲームが終わった後にSlack(N高で導入しているコミュニケーションツール)に絵しりとりの画像を投稿すると、参加していなかった生徒たちがその絵を見ながら、答え合わせをして楽しんでいる様子も見られました。
ちなみに、トップ画像の絵しりとりの答えは、
「うちわ→わに→にんにく→くつ→つきみだんご→ゴーヤ→ヤンヤンつけボー→トマト→とうてき→金メダル→ルイージ→じゃがりこ→こんぶ」です。
『ヤンヤンつけボー(お菓子の商品名)』のところでしりとりが繋がらないのですが、次の生徒が「おそらくトで終わるものだろう」と推測してトマトを描いたようでした。
後からの答え合わせで盛り上がったことは言うまでもありません。
◆オンライン人狼
会話を通して楽しむゲームの「人狼」もオンラインで楽しみました。
人狼ゲームとは、村人役と人狼役に分かれ戦うパーティゲームで、会話をしながら村人になりすました人狼を暴き出すか、人狼が村人を滅ぼして勝利するかを競うものです。村人はそれぞれ与えられた役職などを駆使して誰が人狼であるか推察していき、人狼役は嘘をついたり演技をしたりしながら正体を隠し続けるという心理ゲームを楽しむことができます。
オンラインでの方法は、Zoomと同時にブラウザで「ワンナイト人狼」というネットカードゲームを使用。このカードを使って参加者の役割を決めたり、行動の選択を行います。役割が決まった後は、Zoomでの会話で互いの役割を探っていきます。
会話の際はビデオをオン(※Zoomではビデオのオン・オフが選択可能)にすると、話している人の表情や身振りから、嘘をついているかどうかを判断するヒントになり、ゲームが盛り上がりました。
会話の後にブラウザで「ワンナイト人狼」の画面で誰を処刑するかを選ぶ操作をして、お互いに役割を確認します。誰が嘘をついていたのかがこのときに明らかになり、一番の盛り上がりを見せました。
普段の授業ではビデオをオフにしている生徒も今回はビデオをオンにして参加していて、生徒同士が互いを知る機会にもなりました。
◆20の扉
「20の扉」というゲームも盛り上がりました。
これは、問題出題者が思い浮かべたものを当てるゲームで、回答者はYESかNOで答えられる質問を出題者に投げかけヒントを得ることができますが、20問以内に回答しなければなりません。
このゲームは出題者、回答者のどちらになっても楽しめるもので、出題者は自分が「思い浮かべたもの」について改めて観察することになり、新たな発見をするきっかけにもなります。
回答者は「どんな質問をしたら答えが絞れるか」「ここまでの質問に共通するものは何か」と、頭をフル回転させて考える楽しさがあります。
また、ルールのアレンジや、Zoomに途中入室してきた生徒でもゲームに参加できるように、チャットに質問とその回答をまとめて掲載するなど、楽しむために工夫する姿もたくさん見られました。
今回はオンライン放課後の楽しみ方について紹介しました。
直接会って話しをする機会が少なくなっている時期だからこそ、さまざまな遊びを通して互いを知る機会を増やし、「名古屋キャンパスを盛り上げなければ」と意気込んでいましたが、心配をよそに想像以上に楽しんでいる生徒たちの様子に安心しました。
「放課後」の存在は、どんな状況にあっても生徒同士の仲を深めたり、リフレッシュしたりするための大切な時間なのだとあたらめて実感しています。