
昨年12月から今年2月にかけて行われた、全国高校生マイプロジェクトアワード2020(※1)の地域Summitに出場しました。
※1 マイプロジェクトアワードは探究学習・マイプロジェクトを実行した全国の高校生が一堂に会し、プロジェクト活動を発表する、日本最大級の「学びの祭典」です。
※「【N高マイプロジェクト】全国高校生マイプロジェクトアワード 地域Summitに出場した夢追い人たちの声~前編~」もご覧ください。
今回のブログの「後編」では福島県、中部、北陸、関西、中四国、島根県、九州Summitの様子をお伝えします。
■出場チームのプロジェクト紹介(学年は2021年3月の時点)
【福島県Summit】
Free magazine 私たちは海を知らない(赤羽秀斗さん・ネットコース・2年)
アートの多様性をテーマにフリーペーパー(ZINE)を制作し、表現を制限される土着信仰を崩すことを図るプロジェクト。
「弊プロジェクトは表現の制限と生きづらさを土地に結びつけて表現しているのですが、福島Summitでは土地柄、多くの高校生が復興についてのプロジェクトについてプレゼンされており、私のアピールというより考える機会をいただけたという点がしみました。冬のお風呂ぐらいしみました」
学生のための居場所をつくる(山下翔大さん・ネットコース・2年)
オンライン上に学生が集まれて自分らしく楽しんでもらえる居場所をつくるプロジェクト。
「当日は緊張もしましたが、僕より前に発表した人のプレゼンを聞いて、僕の住んでいる地域にもいろいろなことをしている人がいるんだなと気分が上がり、楽しくプレゼンに臨むことができました。途中でスライドが動かなくなる事態が起こり、焦ってプレゼンが早く終わってしまったけれど、自分のプレゼンをやりきれました。はじめは、発表するのが不安で仕方なかったのですが、たくさんの人と関われて、自分を成長させてくれる中部サミットに参加できて良かったと思っています」
【北陸Summit】
不登校からの「はじめのいっぽ」-あの時欲しかった情報を今-(石垣愛香さん・ネットコース・3年)
不登校児童本人が望む未来を手に入れるための「はじめのいっぽ」を踏み出すきっかけをつくることを目標に、イベント開催を中心として自分の不登校経験を発信するプロジェクト。
「発表では、活動を通しての自分の成長と、今までの活動がとっっっても楽しかった!ということを全力で言葉にしました。今までの活動を言語化するだけでも新たな発見が多く、自分を見つめ直す良い機会になりました」
【関西Summit】
起立性調節障害への理解を広める活動(大西萌由さん・通学心斎橋キャンパス・2年)
偏見や勘違いが多い起立性調節障害への理解を広めるために、SNSや講演会などを通して正しい情報を発信するプロジェクトをチームで行っています。
「本当に個性豊かなプロジェクトが多くて、学ぶことが多かったです。とても長い時間ではありましたが、飽きずに楽しむことができました。他の高校生たちと話すこともできて、たくさん刺激を受けたので本当に有意義な時間だったなと思います。これからも活動がんばります!」
【中四国Summit】
全工程オンライン&クリエイターは全員高校生でミュージックビデオを創ってみた!?(兼田大輝さん・ネットコース・2年)
「エンタメ・アート・クリエイティブ」×「SDGs・社会課題」というvisionのもと、actionの第一歩として全工程オンライン&クリエイターは全員高校生でミュージックビデオを創るプロジェクト。
「中四国Summitでは、他校の同世代の人たちやサポーターの方から本当にたくさんの刺激を受けることができ、とても有意義な時間だったなと思います。めちゃくちゃ楽しかったです!」
【島根県Summit】
笑顔を実らすみんなの家庭菜園(深町優雨さん・ネットコース・2年)
耕作放棄地を家庭菜園にしイベントを開くなど、農作業体験を通して、地元島根県を自分が住む地域の中から元気にするプロジェクト。
「今回島根県Summitに出場していろいろな学びがありました。地域活性化に対しての見方がどのチームも違っていたし、島根県内でもそれぞれの地域に違う課題があるんだなと感じました。同じブロックで発表した生徒さんたちは全員優しくて、楽しく話をすることができました!結果は残念でしたが、これからもがんばっていこうと思います!」
【九州Summit】
パズルでつながる(服部夏凜さん・ネットコース・2年)
ジグソーパズルが大好きで、現在18,000ピースのパズルを制作中!地元の人を巻き込んで一緒にパズルを完成させることを目標とするプロジェクト。パズルの魅力やパズルを気軽に作ってほしいと思い、Instagramでの発信も行っています。
「当日は午後のトップバッターでとても緊張していましたが、発表を始めると、緊張が楽しさに変わり、とても充実した1日でした。サポーターの方から貰ったアドバイスや、アワードで学んだことを行動に移し、自分の夢を実現させたいと思います!」
今年の全国高校生マイプロジェクトアワードは、事前に提出した各プロジェクトの10分間のプレゼンテーション動画が審査され、合計48プロジェクトが全国Summitに出場。N高からは、福島県Summitから赤羽秀斗さんが選出され、3月19日〜27日に開催される全国Summitに出場しました。
全地域Summitが無事に終了し、それぞれの“マイ”プロジェクトを学校内のみならず、各地の他校の高校生にも共有することができました。そしてさまざまな意見をいただくことで次のステップにつなぐきっかけをいただきました。
これからの活動に拍車がかかっていくことがとても楽しみです!
出場した皆さん、お疲れ様でした!
※普段の活動の様子はFacebookでも紹介しているので、こちらもご覧ください。