学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校・S高等学校・R高等学校(以下、N高グループ)、N中等部は、関連校のZEN大学と合同で、2025年4月18日(金)から4月27日(日)まで文化祭「磁石祭ZERO」をネットとリアルで開催しました。
磁石祭ZEROは、N高グループ生徒会と磁石祭ZERO実行委員会の生徒約400名が中心となり、生徒主体で企画運営を行いました。4月26日(土)・27日(日)は幕張メッセで開催された「ニコニコ超会議2025」内にリアル会場を設け、ステージイベントやブース展示、オリジナル番組の生配信などを実施。今年の開催からは、2025年4月に開校したR高等学校と関連校のZEN大学も加わり、大学のブース展示や高大連携での番組配信など前年よりも企画を拡充して実施し、多数の来場者で賑わいました。
☑︎ 渉外営業活動:企業協賛と寄付・クラウドファンディングで1,100万円の予算拡大を達成
N高グループ生徒会では、磁石祭ZERO開催にあたって生徒がファンドレイジング活動を行い、企業協賛では869万円が集まりました。また、個人の寄付で51万132円、クラウドファンディングで256万円が集まり、企業協賛と寄付・クラウドファンディング合計で1,100万円以上の運営費を獲得しました。
N高グループ生徒会は、全国各地に生徒が在籍し生徒数が3万名を超える中、交通費の負担等リアル会場への来場ハードルが高いことに課題を感じ、磁石祭ZEROをきっかけにより多くの生徒がリアルで活動・交流できるよう、自ら運営予算の拡大に向けて活動しました。
渉外営業にあたっては、生徒会の学外営業担当の生徒6名が中心となり、サポートメンバー含め約40名体制で営業活動を行い、2025年2月から企業への協賛営業活動、3月からはクラウドファンディングを実施しました。
協賛営業活動では、生徒が普段N高グループの授業・交流で利用しているICTツールのスキルを生かし、営業資料のスライド作成、Zoomでのオンラインプレゼンを行い、全国各地の企業に営業活動を展開しました。


生徒による営業活動の結果、約2カ月間で50社以上にアプローチし、21社から協賛を得ることができました。
【主な協賛企業・団体】(順不同)
アサヒ飲料株式会社、パーソルホールディングス株式会社、株式会社船場、ピクシブ株式会社、株式会社プレマシード、株式会社スノードーム、シービーアールイー株式会社、株式会社アリア、合同会社TAO、株式会社バウハウス丸栄、さんぎょうい株式会社、株式会社東急ストア/株式会社シフラ、ヴィ―ナ・エナジー、合同会社ふたりたび、株式会社スペース、久保技建株式会社、ZONe ENERGY、株式会社ドワンゴ
また、クラウドファンディングでは、生徒保護者、OB・OG、学校関係者を中心に個人に寄付を呼びかけ、256万円の寄付が集まりました。


協賛金は、磁石祭ZEROの企画運営で活動する生徒のリアル会場(幕張メッセ)への交通費補助に充て、約400名の生徒が現地で活動することができました。
また、協賛金を利用して、令和6年能登半島地震で被災した石川県能登地域周辺に住む生徒を「磁石祭ZERO」リアル会場へ無料招待し、20名が参加してステージイベントや生徒同士の交流を楽しみました。
<第三期生徒会役員 学外営業部・横山綾乃さんのコメント>

磁石祭ZEROへご支援いただいた皆様、ありがとうございました。
期待と緊張を抱えながらスタートさせた営業活動。「日本一の文化祭にしたい」という私たちの熱意を応援してくださった皆様のおかげで、目標としていた1000万円を超える支援金を獲得することができました。
たくさんのご支援を受けて実施した磁石祭ZEROのリアル会場は、迫力と活気、そしてたくさんの笑顔に溢れていました。
今回のご支援金を活用し、能登半島エリア付近在住の生徒を対象に、磁石祭ZEROリアル会場への招待ツアーを企画・実施しました。企画の主担当者としてツアー参加者と一緒にリアル会場を巡る中で、直接「楽しかった」「また磁石祭ZEROに参加したい」という声をもらい、とても嬉しかったです。支援してくださった方々のおかげで、このような機会を設けることができました。本当に感謝の気持でいっぱいです。
今後もより多くの生徒に最高の思い出を届けるために、そしてさらなる日本一を目指すために活動していきたいと思います。これからもN高グループの文化祭「磁石祭ZERO」をどうぞ、よろしくお願いいたします。
<クラウドファンディング応援者 元文部科学副大臣 鈴木寛さんのコメント>

2016年に始まった文化祭が、R高とZEN大を迎えて「磁石祭ZERO」として新たな一歩を踏み出したことを嬉しく思います。高校生たちがクラウドファンディングなどを通じて、自らこの祭を創り上げようとする姿勢は本当に素晴らしく、私もその想いに共鳴し応援しました。
これからも、自由で創造的な学びの場を通じて、“誰も見たことのない未来”を、皆さんと一緒にかたちにしていきましょう。
☑︎ 磁石祭ZERO開催イベントレポート:オンラインとリアルで約200企画を実施
磁石祭ZEROでは、オンラインとリアルの2会場で、約200企画を実施しました。4月26日(土)・27日(金)のリアル会場には、約1万名が来場しました。
▼ リアル会場:ステージ企画
松本梨香さん、ゆうちゃみさん・ゆいちゃみさん姉妹、夏代孝明さんなど多彩なゲストを招き、生徒がステージで共演しました。また、生徒がダンスやバンド演奏、応援団パフォーマンスなど、個性豊かなステージ発表を行い、会場を盛り上げました。
今年の開催から磁石祭ZEROに参加したZEN大学は、ひろゆきさん、ひげおやじさんをゲストに迎え、ZEN大学評議員会議長の鈴木寛さんとともに学生のイノベーションアイデアを公開コンサルする企画などを行いました。
・オープニングステージ ゲスト:松本梨香さん(声優・歌手)
・N高グループ生徒会 企画審査会 ゲスト:ゆうちゃみさん・ゆいちゃみさん(モデル・タレント)
・エンディングステージ ゲスト:夏代孝明さん(歌手・ボカロP)
・生徒によるパフォーマンスステージ(演奏してみた、踊ってみた)
・ZEN大学 公開コンサル ゲスト:ひろゆきさん、ひげおやじさんほか


▼リアル会場:ライブスタジオ企画
リアル会場内にミニスタジオブースを設置し、生徒が司会を務め、学園内外から多数のゲストを招いて2日間で28番組を配信しました。歌手の鈴木このみさんが生徒のお悩みに答えるトーク番組や、ひろゆきさんと生徒がカードゲーム「ナンジャモンジャ」で対決する番組など、ここでしか見られないオリジナル番組を公開し、リアル会場のスタジオブース前にたくさんの観覧者が訪れました。
ステージ企画とライブスタジオ企画で、生徒・学生と共演したひろゆきさんは、出演後、「若いうちの失敗はノーカウントなんで、できるだけやって、むしろどちらかというと黒歴史を作った方が人生幸せになると思います」と、N高グループ・ZEN大学の生徒・学生に向けてエールを贈りました。
▼リアル会場:ブース企画
物販ブースでは、生徒がデザインした磁石祭ZEROマスコットキャラクターのグッズ販売で開場直後から行列ができる人気ぶりでした。また、6年振りにドリンクや軽食の販売を行いました。
部活動や同好会、委員会の展示ブースでは、ドローン同好会によるドローン操作体験ブース、バーチャルイベント実行委員会によるVR体験ブースなど、活動を紹介しながら来場者が楽しんで参加できる企画を実施しました。
企業連携ブースではナチュラルコスメブランド「LUSH」の協力で職業体験と連動した企画も実施し、生徒がショップスタッフから事前にレクチャーを受け、ブースで実演販売を行いました。
▼オンライン会場
磁石祭ZEROの特設サイト内で4月18日(金)~4月27日(日)に実施し、同好会や部活動の展示発表など135企画を行い、期間中約3万名がオンライン会場に来場しました。


☑︎ N高グループ、N中等部、ZEN大学合同文化祭「磁石祭ZERO」概要
【日時】2025年4月18日(金) ~4月27日(日)
・オンライン会場:4月18日(金) ~4月27日(日)
・リアル会場:4月26日(土)・4月27日(日)
【会場】
・オンライン会場: https://nnn.ed.jp/school_festival/
・リアル会場:千葉県千葉市美浜区中瀬2-1幕張メッセ ホール5(ニコニコ超会議2025 会場内)
【公式サイト】https://nnn.ed.jp/school_festival/