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【N高グループ生徒会】応募総数3,411件!Googleの生成AI「Gemini」を活用した『Gemini-1グランプリ』を開催しました

【N高グループ生徒会】応募総数3,411件!Googleの生成AI「Gemini」を活用した『Gemini-1グランプリ』を開催しました

※このブログは、S高等学校ネットコース3年の見﨑颯太さんが執筆しました。

こんにちは。N高グループ第4期生徒会役員デジタル委員会代表の見﨑颯太です。今回は、生徒会役員とデジタル委員会が実施したAI活用企画『Gemini-1グランプリ』についてご紹介します。

本企画は、N高等学校・S高等学校・R高等学校(以下、N高グループ)の生徒がGoogleの生成AI「Gemini」を利用し、実際にAIに触れながら学ぶとともに、学園全体でのAIの利活用を推進する一つの事例として実施しました。

■企画の背景

近年、生成AIは急速に普及し、レポート作成やアイデア出しなど、学習のあらゆる場面で使われるようになっています。

一方で、生徒の間からは「存在は知っているが、具体的な活用方法が分からない」「使ったことはあるが、うまく活かしきれていない」といった声も多く聞かれます。また、AIを使うこと自体が目的になってしまい、本来の学びや思考の深まりに繋がっていないという課題も感じていました。

こうした状況を踏まえ、私たちはAIを単なるツールとして触るだけでなく、自ら考え、試行錯誤しながらAIを活用する経験を提供したいと考え、実践型のグランプリを企画しました。

Zoomでの『Gemini-1グランプリ』企画会議

■『Gemini-1グランプリ』とは?

『Gemini-1グランプリ』は、Googleの生成AI「Gemini」を使って、プロンプト(AIへの指示文)の工夫や活用力を競う企画です。参加者は自分でプロンプトを設計し、その結果として得られたアウトプットを提出します。

2025年7月から2026年2月まで計6回開催され、期間中は何度でも応募できる形式にしたこともあり、最終的な応募総数は3,411件を記録しました。
評価のポイントは、単に質の高い文章や画像の生成を評価するのではなく、その過程で「どのような意図を持ってプロンプトを設計したのか」「どのような試行錯誤を重ねたのか」というプロセスを重視しました。具体的には、以下の4つの観点から総合的に審査を行いました。

  • プロンプト設計の工夫
  • アウトプットの質
  • 活用方法の独自性
  • 課題に対するアプローチの論理性

そのため、AIの知識量だけでなく、発想力や思考力が問われる企画となっています。AI初心者でも参加しやすいように、テーマ設定や提出方法にも工夫を加えました。難易度を高くするのではなく、誰でも挑戦できる入口を用意しつつ、工夫次第で差がつく構造とすることで、多様な参加者が活躍できるようにしています。

■主な受賞作品

数多くの応募作品の中から、特にユニークで審査員の目を引いた3つの受賞作品をピックアップしてご紹介します。

⚫︎【特別表彰(1月開催)】kai さん
活用アイデア: 織田信長が現代に生きていてSNSを活用していたら、という投稿を作成するプロンプト

評価点: 歴史上の人物と現代のSNSを組み合わせた、非常に面白いアイデアが評価されました



⚫︎【ハロウィン部門 1位】こっ茶 さん

活用アイデア: アプリ制作を細かく指示し、アプリ内でもAIを活用するプロンプト

評価点: 単なるアプリ制作にとどまらず、デザインやユニークな機能までこだわっている点が高く評価されました。



⚫︎【Gemini部門(11・12月開催) 1位】ゆずれもん さん

活用アイデア: Googleカレンダーと連携して、英語試験の勉強予定を立てるプロンプト

評価点: Googleカレンダーとの連携を活かし、多くの人が使いやすい実用的なアイデアである点が評価されました



ご紹介した作品のほかにも、寄せられたエントリーからは各生徒が独自の視点でAIを使いこなしている様子が見られました。ある生徒は、学習効率を高めるためのプロンプトを工夫し、別の参加者は創造的なアウトプットを生み出すための活用方法を試すなど、同じAIでも、プロンプトの設計次第でアウトプットが大きく変わることを体感できたのは、大きな収穫だったと思います。

■生徒主体の企画運営

本企画は生徒会役員とデジタル委員会が中心となり、企画立案から設計、広報、運用に至るまで一貫して生徒主体で進めました。参加導線の設計、説明資料の作成、提出フォームの構築、問い合わせ対応など、多岐にわたる業務をメンバーで分担しながら取り組みました。

運営において特に重視したのが「誰でも参加できる設計」です。AIに不慣れな生徒でも安心して参加できるように、

  • シンプルで分かりやすい参加方法
  • 初心者でも理解しやすい説明設計
  • 気軽に挑戦できる導線設計
  • 必要最低限に絞ったルール設計

といった点に配慮しました。また、情報の伝え方についても工夫を行い、過不足なく伝わるように表現や構成を調整しています。生徒自身が運営するからこそ、参加者と同じ「生徒目線」に立った丁寧なアプローチを徹底しました。


■今後に向けて

今回の『Gemini-1グランプリ』は、学園内におけるAI活用を推進するための第一歩です。今回の取り組みを一度限りで終わらせず、継続的な活動へとつなげていきたいと考えています。今後は、

  • 継続的なAI活用企画の実施
  • ナレッジの蓄積と共有の仕組みづくり
  • 初心者から上級者まで対応できる段階的な企画設計
  • 他部門や外部との連携強化

などを通じて、より発展的な取り組みを目指しています。

また、今回得られた知見や事例をもとに、学園全体にAIを活用する文化をさらに広げていきたいと考えています。

■まとめ

本取り組みは、生徒会役員とデジタル委員会が主体となって行ったAI活用推進の事例です。

AIをより身近なものとして捉え、自ら活用していく文化の醸成に向けた一歩となりました。

生徒主体での企画運営と外部との連携を組み合わせることで、より実践的で価値のある学びの機会となりました。

生徒会役員とデジタル委員会は、これからも技術と教育をつなぐ挑戦を続け、より多くの生徒にとって価値のある学びの機会を創出していきますので、これからの活動にもぜひご期待ください!

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